2017年05月04日

存命中に行う生前葬の考え方や背景

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葬儀と言えば、その人が亡くなってから行うものが一般的です。親族や知人、友人、会社での同僚や先輩、後輩などが集まって、亡くなった故人を偲ぶ儀式です。当然のことですが、故人は参加することができません。このため、故人の立場からすれば、自分が伝えたかったことを伝えることができないまま、世を去ることになります。

その意味においては、心残りがあると考えることができます。しかし、最近、故人が存命のうちに葬儀を行う、生前葬の考え方が出てき始めており、芸能人などの有名人が生前葬を行うケースが出てきています。本人が存命ですので、通常の葬儀と違って湿っぽい雰囲気になることもなく、明るい雰囲気の葬儀になります。

葬儀の一種ではありますが、通常の葬儀であれば弔意を表す喪服や礼服を着用しなければなりませんが、喪主である本人が存命ですので、服装に関しても平服で出席する場合が大半です。葬儀であれば本来持参する香典に関しても、もらう場合もあれば、パーティ会費として決めた額を徴収するなど、やり方は様々です。

自分が生きているうちに葬儀を執り行う理由は、それなりのメリットがあるからです。存命中に、友人、知人、お世話になった人たちを招待し、これまでの友誼や厚誼に対して自分の口から直接感謝の気持ちを伝えることができます。

また、仕事における人生の幕を閉じ、残された人生を楽しむためのリタイヤ宣言として行う場合です。退職を機に、帰郷したり、都会を離れて地方に移住してのんびり過ごすことを決めた場合、それまでお世話になった友人や知人に別れを告げ、第二の人生の区切りとする趣旨で行います。

また、終活の考え方が普及したことも、生前葬の考え方につながっています。断捨離の考え方に基づき、モノを整理していくことで、残された家族が後々困らないようにするために行いますが、残された時間の中で、何かやり残したことはないかと考える機会にもなります。

自分がやりたいことを整理する中で、葬儀を事前に行うこともその一つとして出てくる場合もあります。

[参考サイトのご紹介]
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プロフィール情報

愛知県に住んでる25歳の男性です。人は故人になってしまうとお世話になられた方にご挨拶が出来ないことから、最近では、生前葬を執り行う方も沢山いらっしゃいます。

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